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2008年9月 2日 (火)

一日一案(プランの検討)

[住宅設計] ブログ村キーワード

先週から取り組んでいる住宅(2世帯住宅)の基本計画。
家の骨格を決める為のスタディの第一段階の作業中です。

ご要望事項を整理、敷地条件や法規、コストといったことを考慮しながら、
考え得る全てのパターン
を検討しています。
私の手法として、まずは細部にはこだわらず、とにかく考えられるパターンごとにプランを
とにかく描いて
いくこと。
全てのパターンが出尽くしたと思われる所で一度筆を置き(実際には鉛筆です)、可能性の高いものを残していくというものです。
頭と手をフル回転させなければならない時で、スタッフも同じような作業をしています。

スケッチ程度の資料ですが、建て主さんにもこの課程や全ての可能性、案の優劣の根拠などを説明することで、後になって別の考え方もあったということをなくすように意図しているものです。
もちろん最終的な方向性の判断は建て主の方に委ねることになるのですが、
「設計者として自信をもって案を提示する為」
「建て主さんが納得して次に進むことができる為」

この段階が家づくりの方向性を決める最も大切な時期です。

Studyweb

実はこの手法。
前川建築設計事務所在籍時に学んだものです。
石垣市民会館という石垣島に建設するホールの指命コンペにあたって、私の先輩達3人がひとりづつ1日に1案づつプランを作成することになりました。
当時最も若手だった私は、その案全ての模型を作る役割。
つまり毎日、1日に3人の案、3個のスタディ用建築模型を作るということをしていました。
計20個を超える模型を並べ、スタッフ全員でその案を評価していきながら案を固めていくというもので、下っ端であった私にも発言の機会が与えられ、ハードな作業ではありましたが、設計の楽しさと難しさの双方を味わった場でした。
もちろん前川先生も健在でしたので、ここでの案をチーフ達と先生がやりとりするのにも立ち会うことができたのも貴重な経験でした。

今回も、このような手法で進めていることが、建て主の方にご評価頂けるといいのですが...

Nyuudoukumoweb

ところで、今日はまた夏の雲でしたね。
入道雲
設計の合間に目を休め、一息入れるには、本当に気持ちの良い空です。

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