お正月も終わり、いつもの日常が戻ってきました。
正月太りだけは終わりという訳にはいっていませんが...
ところで、この正月太りの原因。
一年の無病息災を祈って食べると言われる「お雑煮」によるものですが、今回はこれについて。
その起源は、一年の幸せをもたらしてくれる歳神(としがみ)様にお供えしたお餅や野菜などの供物を食べたことが始まりのようです。
いわゆるおせち料理に関してはこだわりが少ない(と思っている)私ですが、お雑煮に関しては、どうしてもこだわってしまうお正月の食べ物です。
我が家では毎年、3種類のお雑煮を食べています。
関東風のもの、新潟のもの、そして金沢のもの。
お雑煮は地方によって、また家庭によって、非常に多くのスタイルがあるようで、必ずしも地域分けでいうのが正しいものではないかもしれません。
新潟のものは、大根やニンジン、里芋、鮭といったいろいろな具を入れた田舎汁風のもので、最後に湯通しをしたイクラをトッピングするものです。
(正式(?)にはイクラではなく「ととまめ」。次回ご紹介させて頂きます)
私が勝手に考えている「鮭や鱈の食文化の新潟」ならではのお雑煮かと思いますが、私の好物にひとつです。
これと全く対局にあると思われるのが、金沢風。
京風と言っても良いのでしょうか。
具は全くなく、昆布の上にお餅をおき、水から沸騰をさせずに鍋で弱火で加熱。
お餅が柔らかくなったところで薄口醤油をわずかに加えてでき上がり、という極めてシンプルなものです。
以前キャンプ時の簡単クッキングの本に載っていて驚いたことがありましたが、これはまさに素材が勝負。
昆布、お餅、醤油、それと水。
いかにいい素材を使うかがおいしさの決め手ともいえるものですが、逆にこれほどお餅を味わえる食べ方はないと思っています。
これら、私が好きなお雑煮を食べられるのは、両親の味を継承してくれた私の妻のおかげであることは、最後になりますが書き加えておきます。
ところで、
「住まいやインテリア」等に関する話が中心のこのブログですが、
今回、「趣味」「日記・コラム・つぶやき」に加え、「グルメ・クッキング」のカテゴリーを加えました。
めったに料理をつくることがない私ですので、食べる側からの話やうんちく話がほとんどになるかと思いますが、こちらもお付き合いください。
まずは年の初めということもあり、まずはお雑煮のお話でした。

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