検討案のプレゼンテーション
昨日は、検討の依頼を受けていた住宅のプレゼンテーションでした。
私はほとんどの場合、案を限定せず、敷地条件やご要望に対して考えられる家のパターンをまずは全て描き、これを建て主の方にお見せするようにしています。
パターン分けにはいろいろありますが、主にはタイプ別に
1階リビング案や2階リビング案
中庭案や南とか北庭案
2層案や3層案
スキップフロア案
駐車スペースの位置や向きが異なる案
ビルトインガレージ案
などと名付けて提示させて頂いています。
これは、いろいろなパターンを設計の初期段階で全て理解、比較検討をして頂き、その中から方向性を定めることによって、後になって別の考え方があったということがないようにする為のものです。
いいかえれば、
何ができて何ができないか
できなかったり、採用をしなかったのは何故か
ということを明確にしておくということになります。
あまりに制約がきびしく、複数の案という可能性が少ない場合もケースによってありますが、このような進め方をすることにより、
建て主の方にとっては、後で後悔することがなくなる。
設計者としては手戻りや検討のやり直しといったことがなくなる。
という両者にとっての大きなメリットがあると同時に、
設計者のわがままではなく、さまざまなことをお互いに考えて方向性を確認していくことができる(納得のいく家づくり)
お互いの信頼関係を構築しやすい
ということにつながると考えているためのものです。
とはいっても、これらはまだ契約前のお見合い段階でのお話。
プロとしてのおすすめ案などのコメントはさせて頂いていますが、あくまでこちらは情報の提供というサポート役。
最終的に方向性を定めるのは建て主さんです。
このあと、どのようにお話が進んでいくことになるか楽しみです。
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