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2009年6月

2009年6月12日 (金)

設計監理契約と重要事項説明

先日、私の事務所の近くに建築を予定している住宅の設計監理契約をさせて頂きました。
事務所から歩いても行くことができる現場ということでは、これが3件目。
今年1月にご連絡を頂き、お打ち合わせと共にいくつかの案を提示していたのですが、今回、土地の購入が確定したのに合わせて設計についても正式に契約をさせて頂いたものです。

設計監理契約は「四会連合協定」による書式のもの。

ところで、現在は契約に先立って重要事項説明を行います。

昨年末より施行された改正建築士法により義務付けられたものですが、契約書に記載する設計・監理業務内容に関する重要なポイントを説明すると共に、外注業務の有無、設計・監理それぞれの担当者等を説明するものです。
また、建築士免許証を提示し、所定の書式による説明書に契約者双方が記名捺印をするものです。

説明内容としては上記のようなあまりに当然の内容なのですが(免許証の提示は別として)、これがあえて義務付けられたというのは、説明不足や双方の認識の違い等でトラブルとなった事例があったからなのでしょう。

少し話が変わりますが、建築の設計監理は通常14~15ヶ月前後の時間を要します。
今回のように土地に関する相談や企画段階が長くなるとそれ以上の期間となります。

そのようなことからは、
設計の依頼を受けること
新たな建て主さんとのお付き合いを始めること
は仕事面での大きな仕切りといえるものです。

一年の初めが気分を新たにする時期であるように、設計契約は設計者にとってはこれと同じような意味合い、むしろそれ以上のものだと思います。
「今年もいい年でありますように」
「今年こそ・・・」
等と気持ちを新たにする新年同様、

「今回もいい仕事ができますように」

という気分で向かえた契約でした。

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2009年6月 8日 (月)

祝・予選突破

遅ればせながら、
W杯アジア最終予選突破&4大会連続出場
本当に嬉しいですね。

見ていてヒヤヒヤさせられましたが、
日本代表では、久々に
「勝負」らしい試合
を観たような気がします。

パワープレーで必死に攻めてくる相手チーム
アウェーでの露骨なジャッジ
(ニヤニヤ笑っているあの主審には2度とお目にかかりたくないですね)

厳しい環境の中で、またあのジリジリとした展開の中で、
集中を切らさず
よく踏ん張ったと思います。

昨晩、中継を見ることができなかった子供と一緒に録画で再度試合を観ましたが、2回目でもその緊張感は充分に伝わってくるものでした。

しかし攻められている状況を変えていく試合運びをはじめ、課題が多いのも確か。

残り1年で更なるレベルアップを期待します。

ところで、以前から言われている日本チームの決定力不足。
今回の岡崎選手がそうでしたが、日本のFWはとにかくその時に
ノッている選手
をうまく起用するのがベストなようですね。

頑張れニッポン

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2009年6月 2日 (火)

打放し面の多彩色塗装

現在手がけている仕事の中で、杉の本実板型枠のコンクリート打放し面の改修工事があり、塗料メーカーに作成依頼をしていた見本を、今日、担当の人が届けに来てくれました。

コンクリート打放しの外壁をリニューアルする方法としては、あくまで打放しの素地を残す工法と、完全に塗膜で覆ってしまうものとに分かれます。
竣工当初の姿、設計意図等をできるだけ残す必要がある場合には、前者を採用することになりますが、非常に手間と労力、工期、更にはコストがかかるものとなります。
今回は予定しているものは後者。
とはいっても、ただ塗膜で覆ってしまってせっかくの打放しの表情がなくなってしまうのは忍びない。
ということで、現在検討しているのは素地のテクスチャーは残す

薄膜の多彩色塗装

塗料の中に色の異なる小さなカプセルが大量に入っていて、それを適正な圧力で吹付けることにより、壁に当たった衝撃でこのカプセルが破裂、4色程の色が混じることなく深みのある多彩色の仕上げとなるものです。

杉板のように凹凸のある下地に吹き付けたサンプルを見せてもらった所、見事に下地の凹凸が残っていました。

最終的な採用については未確定ではありますが、久しぶりに塗装の進歩を感じさせられた
ものでした。

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