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2009年9月

2009年9月29日 (火)

セカンドオピニオンサービス/プラン提案コース

現在お話をお受けしているのは
「プラン提案コース」
ご計画をされている2世帯住宅のプランに対して、別案をいくつか提示させて頂くというものです。

工務店から提示されたプランに疑問を持ったことがご依頼の理由
という、こちらで手がける最も多いケースです。

今回は、建て主の方が来所されていろいろなお話をお伺いした上で案を提示することになり、また案を提出する際も建て主の方が来所され、直接ご説明させて頂くことになりました。

建て主さんや直接伺ったお話を思い浮かべながらプランを考えることになるので、メールだけでやりとりする以上に、密度やリアリティの高いものになりそうです。

その一方で、ヒアリングと検討、ご説明と、通常より少し手間のかかるケースでもあります。

今回、案の検討は私だけでなく、若いスタッフの人達にもしてもらうことにしました。

スタッフがどのようなことを考えてどのような案を作成するか。

スタッフも案を考えるというのは、私にとって参考になることもありますが、スタッフにとってはいいトレーニングの機会にもなります。

とはいっても、いわゆる設計をお受けしているというものではないので、皆で時間をかけて...という訳にはいかず、基本的には正規の時間外での作業です。

そのような意味では、このサービスは建て主の方に有益なだけでなく、スタッフをはじめとして所内にとっても有益な気がしています。
(「忙しさが増す」という事さえ除けば...ですが)

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2009年9月25日 (金)

セカンドオピニオンサービス/利用者の声

医療の分野と同様、家の設計においてもセカンドオピニオンの必要性を感じ、昨年より始めた
「家づくりのセカンドオピニオンサービス」

先週、立て続けに2件のお問い合わせがありました。

そのうちの1件のお話です。

今回お受けしたのは「レポートのみコース」
提示頂いた資料をもとに、家の設計図に対してのさまざまな見解を記させて頂くものです。

ご自身で間取りを描き、それを施工会社から紹介を受けた設計者に提示したら、新たな提案もなく、そのまま丸写しのような図が出てきたので見てほしいというご要望のものでした。
また、特に気にされていたのは窓の位置や大きさに関してでした。

ご自身でプランを考えられたということで、家に対する要望事項等についてまとまったものがなく、提示頂いたのは業者さんからの土地や建物に関する資料のみ。

ご要望事項や生活スタイル等を把握できずにコメントをすることでよいとの事でしたが、かえって難しいものでした。

それでも、配置計画、平面の全体計画と各諸室について、断面計画、形態と立面計画、構造計画、採光計画、外構計画等、それぞれの計画について見解やイラストを書類にして提出させて頂きました。

前置きが長くなってしまいましたが、数日後、依頼を頂いた方から以下のようなメールを頂きました。

・・・・・・・(略)・・・・・・・
その際は本当にありがとうございました。
早速家族で読ませていただきました。

今まで全然気にしていなかったところをご指摘頂いたり、
あるいは、気になっていたものの「しょうがないか…」と
ほとんど検討をあきらめ気味だった部分について
プロの目からご指摘いただくことで、改めて
家族みんなで考え直してみることになりました。
どうもありがとうございました。

また、明るさや窓について、コメントありがとうございます。
壁を照らすことで返って明るく感じさせるなんて、
思いもつかない方法があるのですね。驚きました。
階段についても、具体的にイラストで描いて頂いて本当にありがとうございます。
ご指摘頂いたように変更できないか、設計士さんにも伺ってみようと思います。

この度は、お送りした資料が色々不足しており難しいところ
詳しく見て頂いて本当に感謝しております。
どうもありがとうございました。
・・・・・・・(略)・・・・・・・

住宅設計の楽しさは、建て主の方と直接やりとりをして、うまくいけば喜んで頂けるのが直接感じられることにあります。
このセカンドオピニオンサービスは、依頼を頂いた方と直接お会いすることもなく、メールだけでやりとりをする場合も多いものですが、お役に立てたかどうかは、このような文面からも察することができます。

このサービス、できる限り続けていこうと思っています。

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2009年9月24日 (木)

OZONE/セミナー案内ページ

先に紹介させて頂いた、新宿のOZONEで開催されるセミナーのご案内ページです。

http://www.ozone.co.jp/event_seminar/seminar/seminar_d/detail/867.html

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2009年9月17日 (木)

家づくり、2世帯住宅のセミナー

Web

先日、新宿パークタワー内に入っているメーカーさんから、ショールームのリニューアルイベントとして開催されるセミナーの講師の依頼を受けました。

セミナーのタイトルは
住宅建築家が語る
~失敗しない家づくりと2世帯住宅~

というもので、
主に家づくりをお考えになられている方を対象とした内容となります。

10月16日(金)の午後リビングデザインセンターOZONE内のセミナールームにて行われるものです。

比較的規模の小さなセミナーとはいえ、久しぶりのこと。
人前でお話するのは決して得意ではないので今回も多分緊張はするでしょうが、今回の内容はまさに日常の経験や考えをお話すればよさそうなので、この点では少し気分は楽なものです。

ご興味のある方は、上の写真に記載されているところにお申し込み下さい。
(私の知り合いの方はまずは直接私の方にご連絡を...)

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秋空

Akizoraweb

スポーツの秋、食欲の秋...

それぞれの季節ごとに楽しみは多いものですが、秋は特に多いですよね

私の好きな季節になってきました

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2009年9月10日 (木)

型枠検査と散水(その2-水湿し)

前回、コンクリートの養生の為の散水のお話をしましたが、今回は型枠検査とコンクリート打設前の散水について。

本日、木造住宅の基礎の立上がり型枠検査とコンクリート打設の立会いに行ってきました。
・型枠と鉄筋との離れはとれているか
・型枠の寸法や通りは適正か
・アンカーボルト位置のずれは許容できる範囲内か
・コンクリートの打設レベルが明示されているか
・型枠下の清掃はなされているか

といったチェックが型枠検査です。

型枠検査が完了すると、次はいよいよコンクリートの打設となります。

2web_2コンクリート打設にあたって気をつけることのひとつに、
コンクリートの打ち継ぎ面の散水(水湿し)
があります。

建築関係者であれば当たり前に知っていることではありますが、あえてここにその理由を記させて頂きます。

前回のコンクリートの養生に関する説明でも記しましたが、コンクリート(セメント)は硬化するのに水分が必要です。
必要以上の水分はコンクリートの強度の低下やひび割れの原因になりますが、必要な水分がないというのも大きな問題となります。
以前に打設したコンクリートの上に新たにコンクリートを打設する場合、先に打設したコンクリートが乾いていると、新しく打設するコンクリート中にあるセメントが硬化するのに必要な水分を吸ってしまいます。
これは、型枠材が乾燥した普通ベニヤの場合も同様です。

そこで、コンクリートの打設に先立って、
先に打設されているコンクリートや型枠等を湿らせておく為の散水
を建築の分野では水湿しと呼び、監理上も気をつける項目のひとつとしているものです。

型枠検査は行っても、コンクリートの打設には立ち会わないという監理者も多いかと思いますが、少なくとも打設直前の状況確認はしておきたいものです。

なお散水の要領としては、
あくまで「水湿し」程度
水溜まりができるような散水ではありません

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ガーナ戦

ガーナ戦

0-2からの逆転劇はすごかったですね

前回のオランダ戦とはうって変わって岡田采配が冴え、ヒディングを彷彿させるものでした。

疲れの残るガーナ相手とはいえ、ここ数年の代表試合として初めて見せてくれた日本の怒濤の攻撃シーンに、今回はとりあえずは大満足

課題はいろいろとありそうですが...

「結果」は大事ですね。

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2009年9月 6日 (日)

オランダ戦

昨日のオランダ戦

格の違いが見事に出て、またボコボコにされてしまいましたね。
前回のW杯等と同様、強豪相手との試合でのいつものパターンになってしまいました。

日本選手が体力面で劣るとは思いませんが、後半の息切れ対策、克服が何と言っても課題ですよね。

それにしてもW杯に向けての試合とはいえ、交代枠をだいぶ残して試合を終えたのは疑問でした。

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散水養生-コンクリート工事

この週末は夏が戻ってきたような日差しでしたね。

先般、根切工事について記した現場についての続きです。

金曜日に基礎の配筋検査を行い、昨日(土曜日)、耐圧盤のコンクリートを打設しました。

ここ1~2週間の天候からは、コンクリート打設後にそれほどの急激な乾燥や温度上昇はなくなってきたかと思っていましたが、昨日から今日のこの天気です。
どうしても気になって、今日は現場に水まきに行ってきました。
平日であれば現場の人に作業後水を充分に撒くようにと言えるのですが、今日は日曜日ということで現場には誰もいない為です。

ここで打設後のコンクリートの養生(散水)の説明を少しさせて頂きます。

コンクリートは、練ってから硬化するまでの間に、適当な温度と湿気(水分)が与えられることで硬化が促進します。
これはコンクリート内のセメントが、水和反応により強度が発現することによるものです。

また、コンクリートの強度が十分に出るまでは、過度の衝撃や荷重を与えないようにすること、日光や霜などに対してコンクリートの露出面を保護することもコンクリートの養生です。

上記のようなことから、今日のような夏場の日差しは、コンクリート表面の急激な乾燥をもたらす為、硬化に必要な水分を蒸発させてしまうと同時に、コンクリート面にひび割れを誘発させてしまいます。

そこで養生のひとつとして、この季節において非常に大切なのが、初期の散水ということになるものです。
(ご参考までに、コンクリートの強度確認の為の試験体は水中養生といって、水の中につけておきます)

Sansuiweb

案の定、現場に着くと昨日打設したコンクリート表面はだいぶ白く乾燥しはじめていました。
念のために自分でもホースは持参したのですが、現場脇にはホースが置いてあり、入念に散水
最初は水を撒いてもあっという間に乾燥してしまうのですが、30分程かけてプールのようになる位、充分に水を撒いてきました。

余談ながら、
コンクリート打設後の雨や、木造の住宅上棟後に木材が雨に濡れることを非常に気にする建て主の方がおられるようです。
場合によっては、濡れたものは取り替えるようにといったクレームもあるようで、これによる施工者への不信にまで至るケースもあることを耳にします。
少なくとも打設後に硬化が始まったコンクリートについては、上記の通り、水(雨)は恵みでもあります。

誤解なきように...

もうひとつ余談ですが、
一般の方が、現場作業が始まる前の朝等に勝手に水まきするのは気をつけてください。
これは危険性だけでなく、コンクリート面が濡れていると墨を打てない等、現場作業に支障が出たりするためです。
どうしても気になる場合は、あくまで現場担当者の了解を得てということですね。
(もっとも建て主の方に水を撒かせるような現場では困りますが...)

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2009年9月 2日 (水)

土中-根切工事

新築工事にあたって土を掘削すると思わぬ障害物が埋まっていることがあります。

Negiri

現在手がけている目黒の住宅においては、既設建屋の解体後に行った地盤調査で敷地の一部に障害物があるのが判明。
掘ってみると、かつての住宅のものと思われる万年塀や土間コンクリート片が埋められていました。

既設建屋解体時には、建物下の浅い所に門柱等が埋められていて、これは撤去していたのですが、今回のものは敷地の脇の深い所に埋められていたものです。

Gara_2

これまで、戦後(震災後?)かと思われる焼けた廃材類が大量に埋められていたり、武家屋敷のごみ捨場の跡であったり、井戸があったりと、土を掘ると予想外のものに遭遇することはありましたが、これほど旧解体物がいろいろと出てくる現場も珍しいものです。

幸い今回の敷地は、その周囲において30~50センチ程掘るとローム層が出る良好な地盤。

上記のガラ類はトラック1台分もあるものでしたが、これを全て撤去。

撤去部はクラッシャランを20センチごとに転圧しながら埋め戻すという処置を行いました。

Tenatsu

ちなみに私は、締まりの悪さの観点から、基礎下にあっては再生砕石は使用しないことにしています。

処分を省略して土に埋めてしまうという行為は、建物の性能確保という面でも、あまりにマナーに反するものですね。
(きっと解体業者は撤去したものとしてその費用を受け取ったものかと思います)

ちなみにこれによる追加工事費は、ガラの掘削撤去・処分費と上記補強地業工事費とで概ね7万円弱。
地盤改良を行わずに済んだものの、建て主さんにとっては迷惑な出費ともいえるものです。

なおこの工事は現在、基礎の配筋工事へと進んでいます。

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