断熱工事
今日は、「断熱」や「配管」等の工事状況を確認に現場に行ってきました。
今回の住宅も、最近の定番といえる断熱仕様です。
屋根や軒廻りはセルローズファイバーの充填工法、壁は水発泡ウレタンの吹付工法による断熱仕様です。
屋根部に使用しているセルローズファイバーは、圧密沈下の問題を解決したMSグリーンファイバーという材料。
断熱性能だけでなく、屋根面での雨音等に対する遮音性能も期待してよく使用しているものです。
壁面の断熱材は、素材自体の断熱性能の高さと共に、壁面に筋交いやコンセント、壁貫通配管等があっても、シームレスな施工(気密性高い)が比較的容易にできることで採用しているものです。
(下の写真;左手は給気口ダクトの貫通部ですが、その周囲もしっかりと充填されています)
更に、これはついでに施工をしてもらっているものですが、外部から貫通する構造金物の内部側にも吹付けをしてもらっています
写真の中央部右手がそのひとつで、これは梁の内外を貫通する羽子板ボルト部に吹き付けてもらっているものです。
金物類の内部結露、防錆が主な目的で、一般の住宅ではまず考慮されていないものではありますが、家の耐久性向上に対しては非常に効果的なものだと考えているものです。
セルローズファイバーの主原料は、新聞古紙。
発泡材(ウレタン系)の発泡剤はかつてのようなフロンガスではなく、水。
人や環境面からいっても今日的な材料だと思っています。
PS.
この断熱材をはじめとして、構造や素材、設備等、施工中の現場をお見せする
「現場見学・説明会」
を12月6日(日)に開催致します。
場所は、世田谷区に隣接した目黒区の八雲という所です。
11月19日付の本ブログでご案内していますので、ご興味のある方はお申し込みください。
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