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2010年6月14日 (月)

ワンランク上の家-屋根

木造住宅における素材のグレードアップ仕様のお話。
第4回目です。

今回は屋根について。

まずは、屋根の下地材。

屋根の仕上材や葺き方によっては、屋根の下に雨水は入り込みやすいものがあります。
例えば瓦葺き、アスファルトシングルやスレート葺きの寄せ棟を金物で押さえた部分、緩勾配の平葺きや段葺き屋根、その他。

これらの屋根は、横なぐりの風雨時には屋根材の裏に雨水が浸入しやすいといえるものです。

多くの住宅建築家が、金属屋根の竪ハゼ葺きを選択するのは、基本的に屋根材の裏に水が浸入する可能性が少ないということによるものだと思います。
(それ以外にも、吹き上げる風に強いとか耐震対策面、その他の理由があるのですが)
私自身も手がける住宅の多くは金属屋根の竪ハゼ葺きとしています。

屋根材で雨水の浸入を防ぐのは大前提ではありますが、それでも万が一ということは考えておかなければなりません。

そのために必要なのが、屋根葺材の下に水が侵入した場合に、その水を建物内に入れない為に施工する屋根の下葺き材です。

一般的に広く使用されているものはアスファルトルーフィング(22kg品)という紙状のものです。
屋根を葺くためには屋根材を下地の合板に留める為に釘やビスを用いますが、これらはルーフィングを貫通させることになります。
万が一侵入した場合に雨水はこの貫通部から侵入するおそれがありますが、このルーフィングではこの水を止める確実性が低い為、私の事務所では、この材料は使いません。

Gomuasuweb使用するのはゴムアスという止水性の高い弾性粘着シート(厚さ1mm)です。
これにより、ビス等の貫通部からの雨水の浸入を防ぐものとしています。

先日の現場見学・説明会では、それぞれの素材を用意して、参加頂いた方々にこれをちぎってみて頂きました。
前者は簡単にちぎることができるのに対して、後者のものは伸びる為にちぎることが難しいことを体感して頂いたものです。

ご参考までにゴムアスの施工費用は、20坪の屋根面積で6~7万円。
(業者さんによって差があるかと思います)
前述のアスファルトルーフィングと比較すると2万円も違いがないといえます。
(ゴムアスのグレードにもよりますが)
通常は誰の目にも見えない部分でもあり、少しでも安くしないと仕事がとれないという業者さんでは使用することはまずないものでしょう。
しかし、
いい家、長持ちする家とする為には、このようなわずかな仕様の差が影響する
と考えています。

次は、屋根材の素材について

屋根には前述のようにさまざまな素材がありますが、ここでは住宅建築家がよく採用している金属屋根について記すことにします。

金属屋根には、比較的廉価で一般的なガルバリウム鋼板の他に、ステンレス、銅、亜鉛、鉛、更にはチタン等、さまざまな素材があります。

金属屋根の欠点は、鉄分を含む屋根の場合、皮膜があっても将来錆が発生する恐れがあることにあります。
セメント瓦やスレート、コロニアルといった素材が将来割れたり剥がれたりするように、ガルバリウム鋼板も素材としての限界があります。
そこで、これを気にされる建て主さんにたまにご紹介しているのは、私の場合はサビナシルーフという亜鉛板です。
ガルバリウム鋼板に比べるとかなり割高なものですが、耐候性に非常に優れた素材で、質感も無垢材の為、非常に良いものです。

またこの場合私が採用している工法は、パーフェクトルーフという粘着工法。
メーカーが屋根について21年間保証をしてくれるものです。
(10年以上の保証をする屋根というのはあまりありません)

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