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2010年6月15日 (火)

ワンランク上の家-基礎パッキン

木造住宅における素材のグレードアップ仕様のお話。
第6回目です。

今回は基礎廻り(床下換気材)について。

基礎パッキンとは、床下の換気をはかり、土台や柱の耐久性を維持する為にコンクリートの基礎梁と木造土台との間に挟む部材です。

かつては、布基礎やべた基礎の換気口は基礎の立ち上がりに30×15センチ程の開口を設けて、防鼠用の金網を入れることで床下換気をはかっていました。
(今でもたまに見かけますが、主流としては15~20年位前までかと思います)

これでは、換気口のない部分で空気がよどんで流れないとか、基礎と土台が直接接するのは土台に良くないといった理由から開発されたのが、
いわゆる基礎パッキンというものです。

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現在、一般的に広く使われている基礎パッキンは合成樹脂製。

多くの建材メーカーで出しているもので、おそらく近年の住宅の大半ではこの部材が使用されていると思います。

しかし、私が近年使用しているものは、ステンレス製のものです。

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樹脂製のものは、数を多くいれると通気の妨げになるだけでなく、物性的にも有機物の為、その耐久性(劣化)に懸念があると考えています。

家の重量の全てを受けて、コンクリートの基礎にその重量を伝え続けなければならない材料が有機物(石油化学製品)というのが、どうしても気になるものです。

ステンレス製のものは、素材としての耐久性や圧縮強度面で優れているだけでなく、この部材そのものにも通気性があるため、通気面で支障がある部分が一切なくなるというものです。
(メーカーによって品質等に差があるようなので注意は必要です)
なお上記のようなことから、その厚さは通常の半分程度です。

以上のような理由で、現在、私は設計にあたっての定番品としているものです。

ご参考までに、通常の基礎パッキンとステンレス製のものとのコストを比較しておきます。
使用する数量を120ヶ程度(約20坪の基礎面積)と想定すると、工事費としては概ね1万円程度のアップ。
(これまでの経験から掛け率を想定した単価をもとに算出しています)

どのような住宅においても充分に検討に値する仕様ではないかと思っているものです。

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