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2010年6月11日 (金)

ワンランク上の家-断熱(床下)

木造住宅における素材のグレードアップ仕様のお話。
第3回目です。

今回は床下の断熱材について
(基礎断熱の場合は全く別の話となります)

10年程前の住宅の屋根面の断熱材として一般的な仕様は、
フォームポリスチレン、25mm品敷込
というものが一般的だったと思います(旧省エネ基準)。

また、この部分については前に記した屋根下や外壁廻り程は、年を追うごとに厚くする傾向はなかったように思います。

しかしここ数年は、屋根下や外壁廻り同様、概ねその倍の厚さとすることが一般的になってきているように思われます(新省エネ基準)。

更に省エネ等級4(次世代省エネ基準)としようとすると、ケースによっては100mm以上の断熱材の厚さが必要となります。

上記の厚さは、使用する断熱材によって断熱性能の差が大きいのであくまで目安ではありますが、10年前であれば完全に寒冷地仕様といえるものです。

私が今回説明会を行った住宅で使用したのは、これらの中でも断熱性能の優れたネオマフォーム(商品名)という材料でした。
その選定理由は、この材料であれば厚さが45mmで省エネ等級4に適合するものになることによります。
厚さを抑えた理由は、
・根太と同じ寸法となる
(断熱材の切れ目が少なくなる)
・床下空間が少しでも広く取ることができる
ということによるものです。

ここで、ひとつ大事なことP1010021

床下の断熱材は、その断熱性能ばかりでなく、上部の床板と隙間をつくらないことが特に重要です。

ここに隙間ができて空気層があるとその部分で結露、将来的には床の下地を腐らせることになります。

私は細かく垂れ止め材(写真の黒く塗られた根太に引っかけてある金属部材)を入れてもらっていますが、意外と認識をしていないプロの人も多いかと思います。

ところで、ここからは私の個人的見解ですが、
床下の断熱材は、ここまでのグレードとする必要が本当にあるのだろうか
という疑問があります。

数値的に検証をしているわけではありません。

屋根下や外壁廻りについては、現場の施工中にあっても、その性能は体感できるものですが、床については実感がほとんどないことによる疑問です。
(感覚的な話でスミマセン)

上記の省エネ等級の認定基準を作成するにあたっては、
・床下は外気温として設定
・床材の熱貫流率は算定から除外
という条件のもとで行われているのではないかと私は思うのですが。

実際には、床下空間は外気に接しているとはいえ、外気温と同じにはならないはず。
また、床自体は下地合板+床暖パネル+フローリング材で40mm以上の厚さがあり、これらはそれなりの断熱性があるものです。
(少なくとも床暖パネルとフローリング材は基準の計算からは除外されているはず)

これらを総合的(複合的)に考えれば、床下の断熱性能は今日の基準まで上げる必要はないのでは?
というのが私の正直な見解です。
(機会を見て、数値的な検証をしてみたいと思います)

曖昧な話ではありますが、現在の認定基準での床下の断熱材の仕様は、過剰設計のように感じているのは私だけではないような気がするのですが...
(専門知識をお持ちの方で説明できる方は、是非コメントを頂ければと思います)

大は小を兼ねる

とはいえ、無駄はコストの無駄にもなるもの

「グレードアップ」は内容に納得しておかなければならないですよね。

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