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2010年8月21日 (土)

打放し面のお化粧

今日は朝から現場の立ち会いでした。

コンクリート打ち放し面の塗装要領を決める為です。

コンクリートは、塗装を施さないと
・中性化(劣化)が進むこと
・水の侵入により中の鉄筋が錆びること
・錆びた鉄筋の膨張によりコンクリート面に亀裂や爆裂を引き起こすこと

また
・美観が保てないこと
といった事が生じます。

打ち放し面の塗装は、アクリル系に始まり、水性アクリルシリコン、フッ素樹脂などをこれまで使用してきましたが、近年私が使用しているのは、
超低汚染型フッ素樹脂塗装、濡れ色防止工法
という仕様です。

住宅ではここまで手をかけないケース
もっと簡単にすませるケース
がほとんどかと思いますが、コンクリート面の保護は大事なことのひとつです。

上記の塗料は、基本的には透明に近い乳白色の塗料ですが、
濡れた色(濃色)になることを防止することと同時に、コンクリートの打ちあがり(素地)の状況によって、ここに入れる顔料の濃度を調整してもらうようにしています。

今日の立ち会いの主な目的は、この濃度の確認でした。

Fusso01web

写真は、下地処理段階の作業中のものです。
左手(奧)の面は、下地処理施工後
右手(手前)は、処理前です。

また、今回の塗装は打ち放し面の補修屋さんによることもあり、あまりペインティングによってきれいにお化粧しすぎないように注意することも今回の現場立ち会いの目的でした。

というのは、あまりいろいろなお化粧をしてしまうと、できた時は綺麗でも数年するとかえって手をかけた部分とそうでない所とが、違和感のあるものになってしまう為です。

つまり、
あまり意図的な厚化粧にはしない
できるだけナチュラル感を生かした薄化粧にする

ということですね。

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