皆さん、無事お過ごしでしょうか。
都内近郊ではようやくこの時間になって帰宅ができたという人も多いかと思います。
昨日起こった国内観測史上最大と言われるM8.8の「平成23年東北地方太平洋沖地震」
(名称は今後変わるかと思います)
発生後24時間以上が過ぎ、ニュースで少しずつその被害が明らかになってくるにつれて想像を超えるものだとわかってきました。
津波で町が飲み込まれていく映像や被災後の映像は、恐怖で体が凍りつくようです。
その後も断続的に各所で地震が発生していますが、
大変多くの人が被災され、今も尚救助を待っている人がたくさんいるようです。
一人でも多くの方が無事でいることを祈っています。
昨日の私は、
午後3時になる少し前に自宅の下階にあるアトリエで揺れを感じ、
まずは出入口の確保のためドアを開け、
その付近が一番安全そうな場所なので、
そこで次第に大きくなる揺れをやり過ごしたという状況でした。
その間、大きな揺れと共に隣家から道路に瓦が落下する音が...という状況
一瞬身の危険を感じる程の揺れでしたが、
今回の地震は前兆が長くて準備ができたこと
自身の設計した場所、居場所への信頼
ということで、怖さは半減されたのではないかと思います。
私の仕事場は、パソコンがずれたり積み重ねてあった書類や棚の小物類が落下する程度の被害はあったものの、まずはケガもなく無事でした。
その後は
下の子を小学校に引き取り
(全員が集まる校庭で、不安そうな子供達も多かったです)
家族や家の被害状況確認
(我が家での一番の被害は背の高いリアドロが転倒&破損)
親戚・友人をはじめ、これまで手がけた住宅の建て主さん達への電話連絡
等をして過ごしました。
横浜方面への電話がなかなか繋がらなかったものの、今日の午後になってようやく気になる人達への連絡を取り終えました。
私が手がけた住宅では、ほとんど被害らしいものはなく、まずはひと安心
(落下物ひとつなかったというお宅も数件)
下町の方のマンション(上階)にいる方々のお宅では家具類の転倒、ライフラインの切断(ガス、水道)
横浜の方では昨日の深夜まで停電
といったことがあるようでしたが、それでもケガも住まいに関わる被害もなく過ごしているとの事
(やはり地盤とか建物によって差が出ています)
一方、宮城にいる友人等とは連絡がとれない
というのが現在の状況です。
今回の地震は、私個人にとってはかつて弘前で遭遇した日本海中部地震程の揺れではなかったものの、
あまりにも広域な地震であり、
身近な人達を多く巻き込んだ地震。
住まいが人を守るための器としていかに重要なものか
地震国にあって地震は避けられないものの、
知恵と努力で被害を最小限に抑えることの重要性
再認識させられるものです。
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