~雪~
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先週末の雪が降った日の夜、
吉祥寺の路上で書道家の青年(とはいっても30才との事でしたが)に
書いてもらいました。
震災が起きるまでは仙台で、
今は仙台と東京で活動しているという人です。
私と同じ左利きということもあって興味を持ったこともありますが、
左手で筆を持って器用に書く姿に目がとまったものです。
(何とも不思議な筆の持ち方でしたが)
ところで、やはり先週の事ですが、
ようやく子供(長男)の高校受験が終わりました。
(結果はやや出来過ぎ)
頑張った子供へのお祝いとして
「言葉を贈ろう」
と考えて書いてもらったものです。
話は変わりますが、
今回子供の受験を通じて知った事ですが、
「都立に受かったら断れない」のですね。
正直、驚きました。
お金のかからない(?)都立
or私立の志望校
双方の結果を見てから決めよう
なんてことは許されないのですね。
人数を確定しやすいとか、手間をかけたくないといった
官の論理を感じるもの。
このルール、おかしいと思いませんか?
(これは余談でした)
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現在設計監理をしている住宅の基礎コンクリートの打設を先日終えました。
(OZONEのコンペによる2世帯住宅です)
基礎工事完了です。
正確にはこの後、コンクリート強度試験結果を確認した上で型枠解体の許可を行い、
型枠を外したところで完了というべきものですが。
(強度が出ていない段階で型枠を外すのは大事な建物の基礎に悪影響を及ぼすものです。上棟を急ぐあまりにこれを守っていない住宅もあるようですので、家を建てられる方は注意してくださいね。(特に寒い時期や寒冷地ではチェックをすべきものです))
地業~基礎工事の時期は、監理者は現場のタイミングに合わせて頻繁に検査や立会を行わなければならない為、他の仕事や施工会社との日時の調整が大変な段階でした。
また、この間には基礎の躯体やアンカーボルト等の施工図をはじめ、上屋の構造(木軸)図や設備の施工図等のチェックも行っておかなければなりません。
監理に一番時間を要する時期といえます。
(現場担当者も大変な時期といえるでしょう)
参考までに先日の基礎工事最終段階でのチェックポイントは以下のようなものでした。
・前回指摘をしていた鉄筋の是正箇所の確認
(設備配管貫通部(スリーブ)の鉄筋の補強要領直し等)
・型枠精度確認
・鉄筋のかぶり厚確認
・打設直前の水湿し状況確認
・コンクリート打設要領やレベル等の確認
↑一定以上の径のスリーブ施す開口補強筋
↑コンクリート打設直前に行う打ち継ぎ面の水湿し
不備があればこれを直してもらい、それを確認してコンクリートの打設が開始されます。ここまで確認できれば、ほぼ監理者としてのその日のお役目は終了となります。
↑1台目のミキサー車から取った生コンの試験
今回の現場は山手線沿線に位置する所ではありますが、大がかりな区画整理を行った場所の為、周辺では建築ラッシュ。
周辺では連日のように建て方(棟上げ)を行っています。
(この日も隣地で建て方を行っていました↓)
この住宅では地盤改良(杭)工事もあったことで、隣接する敷地よりやや遅れてではありますが、来週には棟上げを行います。
(ようやく一息つけそうです)
このブログでは施工中の話はあまり記してきませんでしたが、
またおりを見て記載しようと思います。
(おそらく次は上棟後)
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先日、家づくりを検討しているという方からの電話を受けました。
問い合わせ内容は、こちらの事務所では分離発注をどのように実践していますか?
といったものでした。
ご回答をする中で少しお話を伺ってみると、分離発注にこだわって設計依頼をするための設計事務所をあたっているそうです。
電話ではそれについてのご回答をさせて頂いたものの、
何とも後味が悪いというか、しばらくの間引っかかりが取れずにいるものでした。
というのは、
何でプラスαと言うか、もう少し本質的なお話をせずに応対を終わらせてしまったのだろう。という自分への後悔。
それと、
何故、分離発注という発注形態の一要素で依頼先(設計事務所)を検討するのだろう?
という疑問によるものでした。
(もちろん、それだけで依頼先を決める訳ではないでしょうが)
例えば、
体調を崩したり怪我をしてどこの病院にかかるかを考える際に支払い条件やその他特定の一要素で病院を決めることはないでしょう。
お産の方法や病院を決める場合、或いは就職先を決める場合等々、
様々な選択の機会においても同様だと思います。
住宅メーカーでは「・・断熱の家」「・・工法の家」「・・設備の家」といった住宅の工法や機能のひとつをうたい文句に住宅の販売を行っています。
設計事務所でもある得意分野をうたい文句として宣伝している所も少なからずあります。
これらは住まいをひとつの商品として扱っているからこその宣伝文句としか思えないものです。
(得意分野を表現したいのは理解できますが)
しかしあくまでこれらは建築や家づくりにおけるほんの一要素でしかないもの
家はもっとトータルな視点で考えるべきものなのですが...
単一の商品であればキャッチフレーズでその商品を表現するのは分かりますが、住まいのように様々なニーズや条件によって形づくるものにおいては、キャッチフレーズ(ひとつの要素)での表現はあまりに無理があるもの、そぐわないものと考えるものです。
もちろん、家づくりにあっては建て主さんの「こだわり」は最も大切にしなければならないもので、それに応えることができなければ設計のプロとはいえません。
一方で、その「こだわり」以上のことを評価される設計者でありたいものです。
家づくりという文化の成熟度を考えさせられた問い合わせのひとつでした。
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