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2016年9月 6日 (火)

ペンキ塗の家/外装材を考える

最近、私の仕事場に近い住宅の何軒かで外壁の塗替工事が行われています。
そこで毎日のように見ていて気づいたことがありました。

というのは、外壁だけでなく手摺壁、軒天、軒先、樋、更にはアルミ製の玄関の扉をもペンキで塗り直していること。
確かにアルミサッシでも塗装は可能ですし、壁のサイディング材も塗装をする事は可能だと思うのですが。

とにかく外部に面するほとんどのものがペンキだらけ。
(テカテカにならないようにやや艶をおさえてはいますが)

レンガやタイル、石のように見せかけたサイディング材もペンキで再塗装をすることができる訳ですが、今日の街並には本物の素材や自然な素材がなくなり、そのほとんどが塗装による仕上げになっているのが現実です。

かつては、木や石、レンガ積みの門や塀があったり、家自体も建具や手摺、外壁も自然な素材を使うことが当たり前だったものが、今はそのほとんどが代替品ともいえるアルミやプラスチック、その他の新建材に置き換わっています。

防火、耐久性、施工性、コストといったさまざまな理由によるものとはいえ、それにしても何もかもがペンキ(塗膜)で覆われるのには違和感を感じるものです。
(ペンキの耐久性も限られたものなのに)

もちろん、私が手がける住宅でもペンキを使用しない訳ではありません。
しかし玄関は木製、外壁は左官仕上とする等、自然の素材や風合いを活かすことは今日であってもできることは多いものと思います。

特に目に近い部分や手で触れるものについては尚更です。

たとえば、
地中海に面する島々の住宅の外装はペンキ塗りではありますが、その下地は手仕事による左官壁であったり、窓は木製であったり。
自然の素材や手触り、質感があるもので、ペンキ自体も水性であったりする為、日本の樹脂系のペンキ塗とは全く異質のものといえます。

できるだけべったりとしたペンキで仕上げない家。
塗り重ねなくてなくてもいい家。
...自然な素材感がある家。

日本の住環境を考えると
そのような家や街のたたずまいであってほしいものです。

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