住まい・インテリア

2017年6月28日 (水)

建築金物-堀商店

今日は堀商店の営業担当の方が事務所に来ました。
少し変わったものをご覧頂き意見を伺いたいので時間を取ってほしい、というアポイントを受けていたものです。

この堀商店というのは、錠前や取手、丁番等、主に建具関係の金物を製造・販売する会社で、その質の高さから前川事務所でも設計にあたっての定番品としていたものです。
日本ではここ以上に信頼感のある製品を出し続けているメーカーはないので、私は今でもほとんどの住宅でこのメーカーの金物を使用しています。
(何十年使い続けてもビクともしないその堅牢さは最大の魅力です)

新橋にあるショールームは、街の中でも目立つ建物なので建築関係者でなくてもご存じの方は多いのではないでしょうか。

今回見せてもらったの物のひとつはレバーハンドル。
これまでステンレス製であったデザインのものを、真鍮で限定100個だけ製作してみたとの事。
写真で手前のものは通常のレバーハンドル、
後方の写真のものが今回見せてもらったものです。
サイズ的には通常のものよりもふたまわりは小さく、とにかく可愛らしいものですが、無垢の真鍮の重量感と堀の錠前とセットにした際のしっかりとした操作感は独特のもので、是非機会があったら使ってみたいと思うものでした。

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次に見せてもらったのは、建築家白井晟一氏のデザインの丁番。
カタログには掲載されていない為、これまでに見たことがなかったものです。
このメーカーの担当者でさえ、一般の人に販売してよいものかどうかを理解していなかったそうです。
(写真中央、左手の黒い丁番です)

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その他、倉庫で見つけたという50年近く前に製作して現在は廃番となっているもの等を見せてもらいました。
メーカーとしてそれらの中から復刻させるべきものがあるか、現在の視点からはどのように見るかといったことの意見を聞きたかったそうです。

建築を構成する小さなパーツではありますが、常に手に触れ、使い続ける非常に重要なものです。
今日の「ホンモノといえるモノ」を創ったり存続させることが多難な社会の中で、
社会の主流になることはできなくても、必ず残ってほしいモノ、メーカーさんだと思っています。

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2016年9月 6日 (火)

ペンキ塗の家/外装材を考える

最近、私の仕事場に近い住宅の何軒かで外壁の塗替工事が行われています。
そこで毎日のように見ていて気づいたことがありました。

というのは、外壁だけでなく手摺壁、軒天、軒先、樋、更にはアルミ製の玄関の扉をもペンキで塗り直していること。
確かにアルミサッシでも塗装は可能ですし、壁のサイディング材も塗装をする事は可能だと思うのですが。

とにかく外部に面するほとんどのものがペンキだらけ。
(テカテカにならないようにやや艶をおさえてはいますが)

レンガやタイル、石のように見せかけたサイディング材もペンキで再塗装をすることができる訳ですが、今日の街並には本物の素材や自然な素材がなくなり、そのほとんどが塗装による仕上げになっているのが現実です。

かつては、木や石、レンガ積みの門や塀があったり、家自体も建具や手摺、外壁も自然な素材を使うことが当たり前だったものが、今はそのほとんどが代替品ともいえるアルミやプラスチック、その他の新建材に置き換わっています。

防火、耐久性、施工性、コストといったさまざまな理由によるものとはいえ、それにしても何もかもがペンキ(塗膜)で覆われるのには違和感を感じるものです。
(ペンキの耐久性も限られたものなのに)

もちろん、私が手がける住宅でもペンキを使用しない訳ではありません。
しかし玄関は木製、外壁は左官仕上とする等、自然の素材や風合いを活かすことは今日であってもできることは多いものと思います。

特に目に近い部分や手で触れるものについては尚更です。

たとえば、
地中海に面する島々の住宅の外装はペンキ塗りではありますが、その下地は手仕事による左官壁であったり、窓は木製であったり。
自然の素材や手触り、質感があるもので、ペンキ自体も水性であったりする為、日本の樹脂系のペンキ塗とは全く異質のものといえます。

できるだけべったりとしたペンキで仕上げない家。
塗り重ねなくてなくてもいい家。
...自然な素材感がある家。

日本の住環境を考えると
そのような家や街のたたずまいであってほしいものです。

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2016年9月 3日 (土)

ガス暖炉

先日引き渡しを行った善福寺の家では、「ガス暖炉」を設置しました。
建て主さんからのご希望を受けたものです。
これまで「薪ストーブ」は何軒かで採用・設置したことはありますが、
これは私としては初めて採用するものでした。

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暖炉といっても熱源はガスで、機能としてはFF式のガスファンヒーター。
一見、薪が燃えているように見えるのはあくまでインテリアとしてです。
炎は7段階で調節でき、実用的でインテリア感覚がある暖房機というものです。

引き渡しにあたって先日、検査として試運転をしましたが、
この夏の日中に暖房運転をしても、機能の確認はできるものの、
インテリアとしてはなかなかピンとくるものではありませんでした。
(仕方のない話ではありますが)

冬になった所で、また拝見させて頂こうと思っているもののひとつです。

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2016年8月26日 (金)

竣工写真撮影/善福寺の2世帯住宅

ここ最近、先日オープンハウスをさせて頂いた善福寺の家の竣工写真の撮影をさせて頂いています。
2世帯住宅でそれぞれの住まいが異なる雰囲気の家の為、撮影枚数はほぼ2軒分となっています。

今回は建物の完成と前後するかたちで外構工事(池の造り変え)がある為、全ての工事完了はまだ先になります。
しかし建て主さんが入居されると写真撮影も難しくなることから、今の時点で竣工写真を撮っているものです。

ほぼ毎回、設計者である私自身が撮影をしているのは、このような工事や引越、仕上などの手直しや残工事の合間のタイミングを見計らいやすいことや、天気の具合を見ながらの撮影がしやすい為です。
もちろん、設計者本人が撮りたいアングルというのもあります。

以前にもこのブログに書いたと思いますが、室内の撮影は陽が陰った時、できれば曇天の時に撮影をします。
一方で外観は、晴れの日で、できるだけ雲の少ない時でないといい写真にはなりません。
これらの内外観の写真の他に夕景を撮ろうとすると、当然、空が暗くなり始めるのを見計らって撮影をすることになります。
(空が藍色となる数分でしか夕景は撮れないので、このタイミングを待ちながら...)

今日は雲がほとんど出ていない快晴でしたので、朝一番に、ここ最近の曇天続きのために撮影できずにいた東面の外観写真を撮ってきました。
この住宅は事務所から近い場所ということもあって、事務所から見る空を眺めながら、撮影に行ってきたものです。

この住宅をホームページでご紹介するのはもう少し先になりそうですので、数枚、ここに掲載します。

ご覧になってみてください↓

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2016年7月31日 (日)

善福寺の家/オープンハウス

善福寺の家
~自然素材によるゆったりとした2世帯住宅~

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このたび、建て主の方のご厚意により、現在工事の最終段階に
入っている住宅の完成見学会を開催させて頂くことに致しました。

ご案内する住宅は、杉並区善福寺の住宅地に建つ木造2階建ての住まい。

もともと広い庭のある敷地に建っていた昭和初期の建物の建て替えです。

1階はご両親の住まいで2階は子世帯という、2世帯住宅としては
オーソドックスといえる構成の住まいです。

・地震対策上や温熱環境、防音性能などの面でしっかりとした家

・1階はナチュラルなインテリア、2階は洋風な香りがするインテリア

・既設の庭や池はできるだけ残しながらも敷地を有効に使うこと

・1階には和室とビルトインガレージ、2階には楽器練習室と半屋外的なダイニングを設ける

といったご要望を受けた住宅です。

床や造作材は無垢板、その他内装材はタイル、石、漆喰、再生紙、自然塗料といった自然素材を使った家です。

今回の見学会が、
これから家づくりを計画する方や、現在家づくりを開始している方々にとって参考にして頂けることが多いものとなれば思っています。

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<見学会日時>
開催日:2016年8月20日(土)、21日(日)
時 間:10:30~17:00

この見学会の詳細、問合せ、申込みはこちらからお願い致します。
http://www.atelier-n.com/oph-zen.html

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2016年3月17日 (木)

棟上げ(2)

本日の午後、棟上げ2日目の現場に再度立ち寄った際の写真です。

屋根の垂木がかかってきて、家の骨格がしっかりと見えてきました。

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善福寺の家/棟上げ2日目

西荻の家に続いて現在工事を進めている善福寺の家。
本日は、棟上げ作業の2日目でした。

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今回は2世帯住宅なので少し規模が大きめの住宅ということもあって、初日に1階部分+2階の床下地貼までを行い、2日目で2階以上の部分を行うというものでした。

写真は午前中の様子です。

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両日とも寒さがひと段落した絶好の天気sun

これまでは基礎屋さんが主体の工事でしたが、これからは大工さん主体に変わります。

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2016年3月 2日 (水)

西荻の家/オープンハウス

西荻の家 ~アーチ屋根と自然素材の家~

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このたび、建て主の方のご厚意により、現在工事の最終段階に
入っている住宅の完成見学会を開催させて頂くことに致しました。

今回ご案内する住宅は、杉並区西荻の住宅地に建つ木造住宅です。
30坪弱の面積に子供室を3室設けながらも「家族が集まる場所はできるだけ広く」
というご要望に応えるようにした住宅です。
限られた床面積を、若いご夫婦と3人のお子様の住まいとして、
できるだけ有効に活用するようにしています。

法的に厳しい北側斜線制限のある敷地において、
アーチ状の屋根とすることで、
できるだけ広い室内空間を確保するようにしたことが特徴の家です。

また床や造作材はできるだけ無垢板を使い、その他の材料もコストの許す範囲で木材を使用、
壁材・塗料等も自然素材を多く使った家です。

今回の見学会が、
これから家づくりを計画する方や、現在家づくりを開始している方々にとって
参考にして頂けることが多いものとなれば思っています。

<見学会日時>
開催日:2016年3月20日(日)+21日(月、予備日)
時 間:10:30~17:00

この見学会の詳細、問合せ、申込みはこちらからお願い致します。
http://www.atelier-n.com/oph-nog.html


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2016年1月21日 (木)

雪の中の地鎮祭

先日の大雪の日に、これから杉並区内で建てる住宅の地鎮祭を行いました。

この日の東京の交通網はマヒに近い状況で、
朝、工務店からは延期の話があったのですが、
諸事情から何とかこの日のうちに、となったものです。

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準備の関係からさすがに時間は午後にずらしての開催。

私の経験では、雪の中の地鎮祭は2度目となります。

施工会社の人たちは雪かきもあって皆長靴姿、私もスノーブーツ&防寒着での参加でした。

午後は雪から変わった雨も上がってすっかり青空となり、テントは不要になってしまいましたが、
施工会社の社員も集まりにくい状況の中ではありましたが、関係者のご尽力により無事行うことができたものです。

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2015年11月24日 (火)

床下のホウ酸防蟻・防腐剤

先日上棟した住宅でも使用する、土台をはじめとした床下の木材の防蟻・防腐剤についてのお話です。

木材の防蟻・防腐剤はこれまでは一般的に合成殺虫剤といわれる薬剤を塗る、或いは注入することが一般的でした。
これは、長期優良住宅の認定等において、これらのものでなければ認められなかったことが大きな要因でした。

木材の防腐剤としては、自然系の材料であるヒバ油などを塗るという仕様もありますが、
前述の合成殺虫剤(農薬の一種)に比べても揮発性が高く、更に効果の持続性がないものでした。

これらのことから、私が最近使用することにした材料はホウ酸の防蟻・防腐剤です。
この主な特徴は以下のようなものです。

・効果の長期持続性
ホウ酸は蒸発や分解がされないので、その効果は半永久的といわれているものです。
(現在、保証期間は15年)
・安全性
無臭で空気を汚さない天然素材。
(哺乳類には無害、虫や菌に有効といわれています)
・認定
2011年に日本でもようやく公的機関による認定が受けられました。
(長期優良住宅、フラット35Sなどに対応可)
・効果
近年、日本にも広がりはじめた外来種(アメリカカンザイシロアリ)にも効果あり。

一方、デメリットもあります。これは、
・雨に弱い
水に流されてしまうので、雨がかりとなる屋外では使用できないものです。
・コスト
これまでのものより材料費がやや高め
(長期で考えれば高くはないものの初期投資が必要なもの。戸建住宅の場合5~10万円程のコスト増となります)

長期的な視点からその価値を持続できる家とする為、使用する建築材料の選定は非常に大切なものです。

木造住宅の構造体と住環境を守るひとつの手段として、防蟻・防腐剤について上記のものは、私が手がける家の定番品のひとつに加えようと考えているものです。

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